![]() |
|||||||||
| home | rock | studio | blog | link | |||||
| home |
![]() "WOULD YOU BELIEVE"
Released in 1968 「誰か知らんけど、このジャケット【Rubber Soul】ソックリやな。」 これがこのアルバムを初めて見た時の第一印象。いきなり見ず知らずのビリー・ニコルズさんにパクリ疑惑を投げかけちゃったわけですが、以前紹介したThe Millenniumの【Begin】やSagittariusの【Present Tense】などの素晴らしいアルバムをまだまだ聴き逃していたことに気付いた僕は疑惑の目を向けながらも実は興味深々。このアルバムに対する予備知識は皆無でしたが、アルバムジャケットのサイケっぽさもいい感じで僕好みだし、よくよく調べてみると1968年のアルバム。
とにかくピーンときたんです。このアルバムには何かある、と。それから某音楽サイトで試聴をしたわけですが、30秒程の曲の断片を1曲、また1曲と聴いていくにつれて期待が確信に変わっていきました。
早速購入して解説を見ながら聴いていたんですが、驚いたのはこのアルバムが当時発売中止になった「幻のアルバム」だったという事実。俄かには信じられませんでしたが、このアルバムのレコーディングにはスモール・フェイセズの面々が参加しているそうなんですが、彼らの【Ogdens' Nut Gone Flake】と発売時期がかぶってしまったためお蔵入りになったというのが定説らしい。ウムムム、もったいない。アホちゃうか。時期をずらして発売したら良かったのに...というのは今の時代の考え方なんでしょうね。 アルバムをじっくり聴いていくと1曲目の“Would You Believe”にはどこかで聴いた人の声が。The Small Facesのスティーブ・マリオットが彼らしいシャウトでバックコーラスを歌っているのが聴けます。次の“Come Again”は僕のお気に入りの曲。どこが好きと問われると難しいんだけどメロディかなぁ...美しさの中に儚さが同居してます。「サビはどこ?」って感じでいつのまにかフェイドアウトしちゃうのが心憎いんですが、典型にはまらないこういう奇抜な曲って好きなんですよね。次に斜のかかったメロディに重い歌詞が乗っかった“Life Is Short”、「人生は短い」という重いテーマを中和するかのように「気を楽に」と訴える美しい佳曲“Feeling Easy”ときてシングルカットされたアップテンポな“Daytime Girl”へとつながり、その無邪気さを打ち消すような“Daytime Girl (coda)”がスロー&アカペラで繰り返されて終わるというアナログ盤で言うところのA面の完成度は非常に素晴らしい。何かに似てるなぁと思ったらイーグルスの【Hotel California】で“Wasted Time”の後に“Wasted Time (Reprise)”が繰り返されていたのを思い出した。でも、こちらはB面の頭に“Reprise”がきてたけど。 アナログB面の冒頭を飾るのはまたまた僕が好きな曲で、最初にイントロ聴いた時は「あ、【太陽にほえろ!】のテーマソングだ!」と思った“London Social Degree”。拳銃を持って走り出したくなります(コラコラ)。次は浮遊感タップリのサイケデリックな“Portobello Road”、コーラスワークが楽しいポップな“Question Mark”、浮遊と混沌の入り混じった“Being Happy”と徐々に曲調はヘヴィになって行き、ファズの効かせたハードなギターワークが印象的な“Girl From New York”でガツンと一発。ソフトなだけじゃないぞ、と。っていうか、この曲調ってまさしくThe Small Facesですな。彼らの曲にもこんな感じの曲があったような...。そしてラストナンバーは気だるく、サイケデリックらしくアウトロの音のカオスが圧倒的な“It Brings Me Down”。タイトル通り、気が滅入って終了(笑)。 自分にとっていいアルバムかどうかというのは買ってすぐ聴いて、2回目を聴きたくなるかで判断できると思いますが、このアルバムに関しては5回程リピートしてました。数時間聴きっぱなし。もちろん、それからもちょくちょく聴いてます。当時は【Pet Sounds】へのイギリスからの回答とも言われていたそうですが、時代に置いて行かれたかのように見えたこのアルバムも今回のK2HDリマスターでの再発によって再び輝きを取り戻し、ようやく時代に追いついたということでしょうか。いや時代がこのアルバムの先見性に追いついただけなのかもしれませんね。 |
|
|
|
|
||
Copyright (c) 2005 Kenny All Rights Reserved. |
||